2014年7月25日(金)午後6時30分より午後8時30分まで
横浜市開港記念会館9号会議室(2階)
話題提供者として二宮公雄氏(都市プランナー、元環境開発センター社員)をお招きします。二宮氏は1961年に設立されたばかりの㈱環境開発センターにその後数年後に入社し、田村明と共に日本初の都市計画コンサルタントを実践しました。環境開発センター退社後も、永く全国の都市づくりに係られてきました。
浅田孝が提唱した「プロジェクト方式」による都市づくりと、1963年1月に入社した田村明が提唱した都市づくりにおける「総合性」を当時環境開発センターではどう理解し体現したかを議論します。浅田孝と田村明は、それぞれお互いから何を学んだかも、議論の対象となるでしょう。では当日お待ちします。
なお、下記写真は、環境開発センター最初の仕事である「香川県観光総合開発計画」1962年のために香川県入りした浅田孝に東京から高山英華(東大教授)が、そして大阪から若き田村明が招かれ調査活動の合間に瀬戸内海でタコ釣りをした風景と推測される。左端が田村明、右端が浅田孝、そしてタコをもつ人物が高山英華です。
株式会社環境開発センターは1961年に浅田孝が知人3名の出資を受けて、アルバイト社員1名で出発したといいます。1962年の香川県からの委託調査が最初の仕事となり、若き田村明もその業務を現地で手伝います。1963年1月になり、正式に入社した田村明が「計画部長」という肩書きで、芙蓉グループからの出資を受けて銀座のビルに移転した環境開発センターで腕を振るうことになります。