2月19日木曜日午後6時40分より横浜駅西口神奈川県民サポートセンター会議室で、本研究会幹事、田村千尋による講演会が開催されました。横浜田村塾と呼ばれた横浜まちづくり塾(真矢正弘幹事)の主催で、多くの聴衆が集まりました。
故田村明の人生の軌跡を『旅』の視点から語られたものです。2010年1月に永眠された田村明は、晩年までに世界130カ国以上を旅し、膨大なスライドと多くのスケッチを残しました。田村明は何を考え、何をどのように見たのか、をスライドとスケッチから読み解きました。
田村明は二人の兄と弟の千尋の4人兄弟でした。成長過程の兄弟の写真を披露され、時代の社会状況、とその背景、過程での状況を話されました。時代として、幼少から青年期まで、横浜市役所に入る前後、そして法政大学退職後、最晩年期までを区分し、その時代毎にいた田村明の印象を5×5の漢字で表現されるというもので、その時の周辺の状況を表現されました。また、田村明の文章表現についても独特の文字分析から彼の意図を読み解くという、ユニークな研究の試みも発表されました。
後に、討論の席では、クリスチャンであった田村明の宗教観について質問が出され、活発な意見交換がなされました。出席者は33名にのぼり、田村明の当研究会における最終講演会の32名を上回り、その後の定例の居酒屋での飲み会も楽しく暮れていきました。
当日の詳細な様子は、後日千尋さんのデータを元に整理させていただきます。ご期待下さい。(文責:田口俊夫)
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