NPO法人田村明記念・まちづくり研究会は2015年4月1日付で正式に発足いたしました。4月24日(金)午後6時より横浜関内の計画同人会議実をお借りして、今後の研究会活動方針の議論と会員による研究発表がなされました。参加者は12名でした。 横浜のまちづくり研究の第一人者である横浜市立大学の鈴木伸治教授と、横浜研究にこれから挑戦される工学院大学の星卓志教授とその大学院生も参加されました。一橋大学大学院に進学された奥津さんをはじめ若い方々の今後の研究活動に、田村明研究を進められている田村千尋さんも強い期待感を表明されていました。
会員の田口による三菱重工横浜造船所内ドックの埋立て問題を調査した小論文も発表されました。横浜市の情報公開制度を活用し、市役所の方針決裁書により当時の公的活動の経緯を明らかにすることがやられています。当時の関係者による非公式な発言メモもあるのですが、それを史実によって補強する必要があるとの認識です。
五島会員より、あまり高度な研究成果を求めるのでない、初心者向けの研究講座ができないか、との提案がありました。なかなか的確なる提案ですが、それを運営する会員が必要となります、どなたか名乗りを上げていただければ幸いです。
記念講演会の概要は以下の通りです。
日時:2015年6月12日(金)午後6時より8時30分
場所:横浜市市民活動支援センターセミナールーム2
(みなとみらい地区内クリーンセンタービル4階)
講演(予定):
基調講演として「横浜のまちづくりと田村明(仮題)」鈴木伸治横浜市大教授
研究発表として「みなとみらいの歴史的経緯と官民の関り」田口俊夫(当会会員)
その他有志の方の発表を期待します。
文責:田口俊夫