9月2日、NPOの「市民の政府」論勉強会の活動の一環として、建築家の長島孝一氏へのインタビュー調査を行いました。逗子市新宿にある長島氏のご自宅にお伺いし、午後2時から3時間ほどお話をお伺いしました。訪問したのは勉強会メンバーの田村千尋、田口俊夫、関根龍太郎、青木淳弘、奥津憲聖の5名です。田村明は1986年10月から1993年3月まで逗子市まちづくり懇話会の会長を務めていましたが、この時、副会長を務めていたのが長島氏でした。インタビューでは長島氏と田村明との出会い、田村明が逗子市まちづくり懇話会の会長を務めることになった経緯、池子の森を守る市民運動とその後の逗子市政など逗子のまちづくりについてお聞きしました。長島氏のご自宅は法律家であった長島氏の御祖父様・長島鷲太郎氏の別邸として1900(明治33)年に建てられました。現在は国の登録有形文化財となっています。今回の訪問では田越川に面する裏庭の木陰で、お話をお伺いし、キャサリン夫人にも貴重なお話をお聞かせいただきました。今回のインタビュー調査を踏まえて、引き続き「市民の政府」論勉強会では、田村明がどのように逗子のまちづくりに関わったのかを考え、田村明の実践と「市民の政府」論との関係性を探求していきます。(文責:奥津憲聖)