NPO法人 田村明記念・まちづくり研究会 設立記念講演会

日時:2015年6月12日(金) 午後6時00分より

会場:横浜市市民活動支援センター4階セミナールーム(中区桜木町1-1-56)

「田村明の背景にあるもの」(NPO法人理事長・田村千尋)

 母方の祖母(1853~1934、まち*いみじくも音では「まちづくり」の「まち」)の家は比較的、豊かな新潟の油問屋だったが石油の台頭で破産、追いかけるように祖母の母も他界、失意の中、叔父の助けを得、新潟のキリスト教会を訪れる。そこのパーム牧師に彼女の才覚を認められ横浜共立女子校での勉強を勧められる。明治初期のミショナリーは全寮制、アメリカ式女子教育法の中に彼女は浸った(1877)。後、牧師に勧められ、同じ教会にいた吉田亀太郎と結婚、亀太郎の東北開拓伝道師の妻として苦難を共にすることになる。

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※下記講演メモの内容を掲載

田村千尋氏 講演資料
田村明の背景にあるもの.pdf
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基調講演「今、田村明を読む」(横浜市立大学・鈴木伸治教授)

  ご紹介を頂きました横浜市立大学の鈴木です。よろしくお願いいたします。今日、実は大変緊張しております。恐らく私なんかよりも長い時間を田村先生と一緒に過ごされた方が、沢山いらっしゃって、その中で、このNPO法人の最初のイベントの中で話す機会を頂いたということを、非常に光栄に思っております。

 ただ、色々とお話ししたところで、一番長い時間を過ごしていらっしゃる方々から、「それはちょっと違うんじゃないかな」と、言われると、今までの作業がまた一に戻ると言うことになるかもしれませんが、今日お話することは、まだどこでもお話した事の無い、普段お話しする横浜の都市計画の歴史とは全く違うお話をさせて頂きたいと思います。「今、田村明を読む」と言うことで、普段は田村先生という風に呼ぶのですが、今日は研究対象として、呼び捨てで、敬称略でお話をしたいと思います。

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鈴木伸治教授 講演資料
「今、田村明を読む」講演スライド.pdf
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「横浜まちづくり研究のこれまでとこれから」(NPO法人副理事長・田口俊夫)

 行政内都市プランナー田村明の弟子を自認する我々横浜市役所OBたちにとっても、田村明が取り組んだ横浜の都市づくりの全体像を語ることはできません。田村明が書き残した『都市プランナー 田村明の闘い』(学芸出版社,2006年)は、横浜の都市づくりを知るには格好の書なのですが、それでも史実にするにはまだ時期が早いため、配慮がなされ場所や人物を特定することができません。

 

 田村明がいうまちづくりの主体性と総合性を、具体の都市づくりの事例から学び直すことを弟子たちや田村明に関心をもつ仲間たちが考えました。それが2013年12月の任意研究会の発足に繋がりました。当初から、NPO法人化は視野に入っていましたが、実績を積んでからするべきであるとの考えから今年4月となりました。

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質疑応答

 

 

※後日掲載予定です。しばらくお待ちください。