飛鳥田市政一期目の記録

第8回田村明の市民論を読む(田村明読書会)

飛鳥田一雄「革新市政の展望:横浜市政4年の記録」社会新報1967年4月6日発行

 

実施の日時と場所:(2024年9月17日(火)15:00~17:00横浜市役所1階横浜市市民協働推進センター大会議室

参加者:遠藤包嗣,田口俊夫,曽根和久,檜槇貢

 

直接民主主義を基調に横浜市経営を進める。そのキャッチコピーは「1万人市民集会」だった。1963年4月からの1期4年は市民との密接な結束をもって国政と市政の問題に対峙する。そんな覚悟を飛鳥田市長は当時150万都市横浜の経営に乗り出した。

本書はその決算書でもある。そこに滲むのは4年間の「親切行政」からの脱却の必要性であり、革新=社会福祉万能主義、ご用聞き行政をやめることだった。

1965年には横浜づくりの新しいパラダイムが田村明中心の環境開発センターから提案されていた。横浜市の未来を展望する六大事業である。2期目に向かうなかで、飛鳥田市長には確実な新たな風を感じていたはずである。

  

次回は9月30日(月)15:00~17:00 会場:横浜市市民活動協働推進センター(市庁舎1F)開催。

資料は田村明「都市工学からみた過密対策」横浜市立大学都市問題講座1号pp20-39横浜市立大学1968.6。

この資料はホームページの田村明の著作リストに掲載

なお、第7回から本会の愛称を「田村明読書会」としました。

(檜槇貢 2024年9月18日)