第13回田村明の市民論を読む(田村明読書会)
田村明「都市政策の総合性と都市のグランドデザイン」都市問題第88巻第9号pp.17-30 1997年9月号、東京市政調査会
実施の日時と場所:(2024年12月2日(月)15:00~17:00 横浜市市民活動協働推進センター(市庁舎1F)
参加者:4名
田村明の都市づくり全6巻の教科書を読んでいる。
月刊誌の14頁にすぎない論文なのに、そんな広がりを感じさせた。
課題は以下の項目
「都市とはなにか」
「都市政策」
「都市の総合性」
「都市のグランドデザイン」
「都市づくりの進め方」
「企画調整機能とプロデューサー」
どれも深いし、難しい。
市民による地方政府としての自治体が軸になって都市づくりを進める。
この論文から27年。
今でも私たちに同じ課題が突き付けられている。
次回は12月16日(月)15:00~17:00 会場:横浜市市民活動協働推進センター(市庁舎1F)開催。
資料は田村明「『第2章完全自治州を考える』日本の未来をつくるー地方分権のグランドデザインー」pp.20―46、2009、5(日本の未来をつくる会)文藝春秋社(この文献はNPO法人田村明記念まちづくり研究会ホームページの著作の「B66田村明2009日本の未来」としてされ収録されています)
(檜槇貢)
田村さんの真骨頂は実践にあり、その実践面で不明な部分が多々ある。著書や論考で語られているのは一部であり、実は本人以外知りえないことも多々ある。つまり、その語られていない部分を明らかにすることが当NPO設立目的なのだが、簡単ではない。次世代の人々が学び直すためにも必要なのだが、霧に包まれた田村像では学べない。田村さんにはそのような部分を語ってほしかった、という切実な思いが私を含め参加者から出た。(田口俊夫)