横浜新貨物線問題再論
実施の日時と場所:(2025年2月17日(月)15:00~17:00 横浜市市民活動協働推進センター(市庁舎1F)
参加者:三名
田村明にとって市民と何か、市民の政府とはどのようなものか。この読書会ではそれを問い続けてきた。
横浜新貨物線問題は田村さんが横浜市役所に入った頃に起きている。国鉄と運輸省が起こした市街地での線増の公共事業であって、横浜市政としては飛鳥田市長と鳴海正泰氏を中心に進められた。田村さんは自著「都市プランナー田村明の闘い-横浜〈市民の政府〉を目ざして」において、この問題は「市民の代弁者の光と影」の影の部分であって、「住民運動の提唱者(飛鳥田市長)としては手痛い洗礼を受けた」と書いた。()内は補記。
田村さんにとっての市民との関係は横浜市役所時代以降の方がはるかに長い。1980年代以降のまちづくりの時代にはその啓発においてリーダーの役割を果たした。田村さんにとっての「市民と市民政府」の存在は地域主体のまちづくりにとって当然のことであった。これまで田村明の市民を読む読書会を16回実施したが、いよいよ読む側の認識を確認することが求められているように思う。
次回は2015年3月10日(月)15:00~17:00 会場:横浜市市民活動協働推進センター(市庁舎1F)で開催。
資料は読書会参加者が「田村明にとっての市民の意義」(仮)をテーマA4版用紙1枚程度で作成し持ち寄ること。
(檜槇貢)
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